亜鉛と認知症に関して
亜鉛は最近ではスーパーやドラックストアでも変えるような一般的なサプリメントとなっています。
毛髪、皮膚、味覚などに関わっており、タンパク合成に必須のミネラルです。
食物としては牡蠣や鰻などの魚介類、レバーなどの肉類、しいたけなどのきのこ類、大豆などに多く含まれています。
以前より認知症と亜鉛に関しての報告はあり、アルツハイマー型認知症の方は亜鉛不足が多いと指摘されていました。
亜鉛は神経細胞の異常な興奮を抑えると言われています。
たしかに興奮気味の認知症の方に亜鉛を出すと興奮が収まってくることはよく経験します。
高齢者になると亜鉛不足はかなりの頻度で見つかっており、もの忘れが気になる方は一度調べてみてもいいかもしれません。
Journal of Alzheimer's Disease, 46(1)