頭痛で悩まれている方は多いと思いますが、しっかりとした診断がつかず、市販の鎮痛薬で痛みを取っている方も多いと思います。
しかし病気はどんなものでもそうですが、しっかりと診断した方が、治療効果も高いと思います。
頭痛の診断においては国際頭痛分類第3版(ICHD-3)が金字塔であり、この国際頭痛分類に則りしっかりと診断することが頭痛診療において何よりも重要なことです。
ありふれた疾患である片頭痛でさえも診断基準を明確に言える医師は実際にはあまり多くはありません。
しっかりと診断するためには、どのような頭痛なのか、頻度はどのくらいなのかなど、詳細な病歴聴取が必要となります。
鎮痛薬から手を離せない、定期的に頭痛が生じても無理して仕事をしているなど、頭痛で悩まれておられる方は、是非とも医師に相談をしていただきたいです。