末梢神経障害は脊髄から筋肉や皮膚までの神経の障害です。
末梢神経は運動神経と感覚神経があり、それぞれ筋力低下と感覚障害を引きおこします。
障害の原因としては圧迫や外傷などの「物理的な要因」によるものと糖尿病や血管炎などの「疾患による要因」もの、ビタミン不足や薬剤など「代謝による要因」に大まかに分けることができます。
「物理的な要因」であるならば、障害部位の神経支配領域と症状が合致しています。
「疾患による要因」の時は、全身の様々な部位が障害されます。
「代謝による要因」では、左右対称性に障害されることが多いです。
障害されている部位から、どの神経を考え、そのパターンから原因疾患を診断していきます。