側頭動脈炎に伴う頭痛

側頭動脈炎に伴う頭痛

側頭動脈炎(巨細胞性血管炎)による頭痛は頻度は少ないですが、失明する可能性がある頭痛であり、頭痛診療においては常に意識をしなければならない頭痛です。

これまで側頭動脈炎は7人ほど見たことがあるのですが、そのうちの1人は外来受診した段階ですでに失明しており、治療により頭痛は消失したのですが、視力は回復しませんでした。

側頭動脈炎による頭痛の特徴としては片側の頭痛であり、かなりの高度の頭痛です。
40代くらいが多く、若年者はかかりません。
頭部MRIでは異常は見つからず、血液検査では炎症の数値が軽度上昇することもありますが、それほど異常は認めません。
ただ、額付近の側頭動脈を指で抑えたり、たたいたりすると、かなり痛がるのが、特徴的です。

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