朝が起きれない、学校に行けない。
特に若年の方で、朝が弱く、なかなか起きられない方がいます。
単に寝不足などが原因となることもありますが、睡眠は十分取っているけれども朝が起きられなく、昼ごろから元気になってくる事が多いです。
また起き上がった時に立ちくらみやめまいを感じやすいです。
そのような人はお腹を壊しやすい、天気の悪い時に調子が悪くなりやすい、片頭痛があるなどが合わさっていることが多い印象があります。
診察室で血圧を取ると、血圧が低めであり、立ちあがった状態だと、血圧が低下したり、頻脈となったりします。
治療薬としては昇圧剤があるのですが、子供に昇圧剤を使うのは憚れます。
そのような場合でも、漢方薬が非常に有効です。
よく使われるものは「苓桂朮甘湯」「小建中湯」「五苓散」「防已黄耆湯」などとなります。
漢方薬はその人の体格や体質に沿って処方することができますので、気にされている方はご相談ください。
今までの経験では大体の方が漢方薬を飲んでいたら、朝の不調を徐々に感じなくなっていくことが多いです。