ALSの新しい治療法 ラジカットの内服薬に関して
筋萎縮性側索硬化症は徐々に全身の筋力が低下してくる疾患です。
治療方法としては大きく、薬物療法とリハビリ療法、栄養療法がありました。
薬物療法といっても選択肢は少なく、リルゾール(リルテック)の内服か、ラジカットの点滴しかありませんでした。
これらの治療を行うことにより、ALSの進行を遅らせることができるとされています。
リルゾールは内服なのでいいのですが、ラジカットの点滴は1月の内の2週間点滴を行うことになるので、なかなか大変な治療となります。
1時間の点滴なのですが、2週間にわたり、毎日通院することはかなりの負担となってしまいます。
なかなか継続することが難しいものだったのですが、ついにラジカットの内服薬が承認されたようです。
また発売日までは決まっていませんが、近々処方できるようになるようであり、1日1回内服することにより点滴するのと同等の効果が期待できるようです。
これまでのように外来に毎日通う必要がなくなるので、患者さんにとってはメリットの大きい選択肢となると思います。
発売が待ち遠しいほどです。