魚は腎臓にいい?
魚の油はEPAやDHAと呼ばれ、サプリメントでも人気の成分となっています。
血管の内皮の弾力性を保つことができるとされ、動脈硬化の予防効果があるとされています。
最近、この魚の油(オメガ3脂肪酸)により慢性腎臓病の予防効果が報告されました。
魚の脂である、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸(DHA)と慢性腎臓病の新規発症との関連を調べた結果、魚の脂を取っている量が多いほど、慢性腎臓病となるリスクが低下(13%)していることが示されたのです。
魚の脂は認知症や動脈硬化に対してもいいのですが、腎臓に関しても効果が確認できたのです。
Ong KL, et al. Association of omega 3 polyunsaturated fatty acids with incident chronic kidney disease: pooled analysis of 19 cohorts. BMJ. 2023; 380: e072909.