慢性硬膜下血腫

慢性硬膜下血腫

慢性硬膜下血腫はよく認知症に間違えられることがあります。

頭をぶつけた場合、脳の表面の細い静脈が傷具けられることがあります。その場合、じわじわと出血が持続し、血がたまり(血種といいます)徐々に症状が出てくることがあります。
頭部外傷後、3か月ほどたってから症状が出てくることもあり、頭部打撲したことも覚えていないことも多いです。
飲酒が多い方、血をサラサラにする薬を飲んでいる方に多く見られるとされています。

症状としては下記のようなものが出ますが、ゆっくりと症状が出現するため、気が付かないことも多く、診断後に気付くことも多いです

  • なんとなく元気がない、倦怠感がある
  • もの忘れが目立つようになり、ボーとしている
  • 歩行がふらつくようになる
  • 半身の動きが悪くなる(半身をあまり動かさなくなる)
  • 失禁が増える
  • 呂律が回らない
  • 頭痛がする

治療としては血種が大きい場合は手術にて血種を除去します。除去することで速やかに症状が改善することが多いです。
手術するほどの量でないときは五苓散や柴苓湯などの水毒の薬や駆於血薬などを使い、血種が自然に吸収されるのを待つこととなります。

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