雨の日の不調

雨の日の不調

天候により慢性的な症状が変動することは大昔から言われてきましたが、医学的にはずっと否定されておりました。
最近では「気象病」というようになり、気圧や気温、湿度の影響で自律神経の調子が狂い、様々な症状が出るのではないかと言われ、研究されるようになっています。

症状としては頭痛、めまい、むくみ、疲労感、吐き気、肩と首の凝り、関節痛、喘息などが言われています。

西洋医学的には「気象病」は治療方法はなく、現在も研究されている段階です。
しかし、東洋医学的にはもちろん治療対象となっており、「水毒」や「水滞」と言って、体内の水の分布が異常となって起こるとされています。
症状によりさまざまな漢方を使います。

下記の薬が有名な薬となります。

  • 五苓散(水毒への第1選択薬です。とくに「口の渇き」「汗」「尿がすくない」のどれかの症状があるときに効果が期待できます。)
  • 柴苓湯(水毒が慢性的になり、精神的にもつらくなった時に使います。)
  • 半夏白朮天満湯(元気がなく、めまいが続く時に使います。)
  • 苓桂朮甘湯(立ち上がるときにくらっとなるときに使います。)
  • 苓姜朮甘湯(腰から下が冷たく感じ、むくみが強いときに使います。)
  • 大防風湯(元気がなく、汗が多く、むくみやすい人に使います。)
  • 防已黄耆湯 (汗が多く、関節が膨れて痛みがある人に使います。)
  • 当帰芍薬散(貧血気味で、むくみがある人に使います。)
  • 牛車腎気丸(元気がなく、尿のトラブルがあり、足がむくみ、腰が冷えて痛い人に使います。)

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