三叉神経・自律神経性頭痛とはまれな頭痛ですが、かなり高度の頭痛をきたすものです。
医学的に有名なのは群発頭痛であり、毎日決まった時間に目の奥が突き刺されるような高度の頭痛が出現します。同時に目の充血や鼻水などの症状が出現します。これが半年ごとに1か月ほど持続します。
頭痛はかなり高度であり、頭痛出現時にピストルなどで自殺する人もおり、「自殺頭痛」とも言われています。
頭痛出現時には酸素吸入が効果的であり、在宅酸素療法などを行います。
また片頭痛の薬も一定の効果があり、トリプタン系などの頭痛の頓挫薬を使用します。
その他、
- 片側性頭痛(インドメタシンが著効する)
- SUNCT・SUNA(一瞬の高度の頭痛が頻回に出現する)
などの頭痛があり、いずれも頭痛時に目の充血や鼻水などが出ることが特徴です。
治療方法はいずれも異なっていますが、薬剤にて頭痛のコントロールを図っていきます。
どれもかなりまれな頭痛であり、思い当たる症状がある場合は経験豊かな専門医師に相談が必要と思います。