その他の変性疾患

その他の変性疾患

これまで上げてきた認知症のほかにも様々な変性疾患によりもの忘れが出現します。
以下のものが有名ですが、現時点では物忘れに対する治療方針は定まっておらず、症状に応じた治療を行っていくこととなります。

パーキンソン病 




クロイツフェルト・ヤコブ病のようなプリオン病 
狂牛病と同様の疾患です。認知症が急速に進行します。 

神経核内封入体病
皮膚生検で調べる変わった認知症です。MRIでの特徴的な画像が診断の手がかりとなります。 

神経原線維性認知症
非常にゆっくりとした認知機能低下となります。アルツハイマー病との鑑別は困難です。 

嗜銀顆粒性認知症 
易怒性や性格変化が見られやすいとされています。MRIなどの頭部画像で左右差の著明な海馬萎縮が特徴的です。 

特発性基底核石灰化症(ファール病) 
大脳基底核や小脳などに巨大な石灰化を認めます。頭部CTが診断に有用です。 石灰沈着を伴うびまん性神経原線維変化病 軸索スフェロイド形成を伴う遺伝性びまん性白質脳症 

などがありますが、頻度的には少ないものばかりで、まだ治療薬がないものが多いです。

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